11月8日
最近の流行のおさらい
各種感染症が混ざっています。
1. 相変わらずマイコプラズマ感染症が多めです。小学生以上で熱が3日以上続いて咳をしている場合、ほぼマイコプラズマと考えられます。
2. 手足口病がまだ残っています。
3. 胃腸炎が少しでています。
4. はなかぜで喘息様にせきが長引く児が多いです。
5. 高熱が続くせきのかぜは少しでています。
6. 新型コロナは出ていません。
7. インフルエンザAが局所的に出ています。
8. りんご病に時々出会います。
流行性のものではマイコプラズマ感染症が多く感じます。潜伏期が10日以上と長く、発熱がなく咳のみの場合もあり、しかも咳のない場合もある、など何でもありです。熱が断続的に長引き最終的にせきがひどくなる、場合はマイコプラズマです。軽症も合わせれば、相当数の感染者がいると思われます。幼児にもいると考えますが、ひどくなるケースは少ないです。感染対策はマスク、手洗いです。
マイコプラズマは必ずしも抗生物質が必要ではありません。軽い風邪程度〜肺炎まで様々です。重症度に応じた加療を行っています。長引いた場合はミノマイシンがよく効きます。
新型コロナは小児においてはかぜ程度です。検査は適宜行いますが、基本的にはかぜ同様の扱いにしていく予定です。
現在は感染対策、適宜コロナ検査をしながらの診療です。