☆ 子宮頸がんワクチンのケン R4/4 ☆

子宮頚部にできるがんはウイルスによって起こる病気であることが分かっています。その多くは、ウイルス感染を予防するワクチンによって防ぐことができます。

子宮頸がん(早期を含む)は2029歳で1番多く発症するがんです。現在でも女性の45%程度の割合で一生に間に子宮頸がん(早期を含む)を発症すると予測されています。早期がんは治療すれば治りますが、子宮頸部に傷をつけてしまうため早産のリスクになったり、治療で苦しんだりする可能性もあります。『マザー・キラー』という別名があり、出産適齢年齢と重なるため予防がとても大事になります。

 

このワクチンに関し、過去にけいれんや体の痛みが出る副作用が報道されました。しかし、副反応であると報道されたほとんどの例でワクチンとの因果関係はないと考えられています。また、世界的にも安全性は確認されています。一部の国では男児への接種も始まっています。

R4年3月までは副反応の検討等から本来市から中1女子に送られてくる接種券は送られてきませんでしたが、R4年4月からは送られてくるようになりました。つまり普通に接種できる状態になりました。

ワクチンそのものと副反応の因果関係はないと考えられていますが、ワクチン接種のストレスや不安、そして日常的なストレスや不安等があいまって接種部位や他の場所にも痛みが続いたりだるかったり頭痛が続いたりすることもあります。そんな状況になった場合は一度受診に来てください。症状がよくなる方向に一緒に考えていきます。万が一治療等が必要になった場合、国から認められれば補償もされます。

 

このような体調不良を防ぐために大事なことは、自分で接種しようと決めることと思っています。子宮頸がんになる予防ができるワクチン、魅力的ではありませんか。様々な日常的なストレスはありますが、自分の将来のリスクを減らすためにちょっと嫌いでも頑張って自分のためにワクチン接種をする、とても素敵なことと思います。接種して痛かったりしたら是非周りに言ってください。ひとりで抱えるのはよくないですよ。

そして、悩みなどで精神的に弱っている場合はちょっとの痛みも物凄く強く感じてしまうかもしれません。こんなに痛いの?だるくなるの?こんなこと聞いてない!と不安が増幅されてしまうかもしれません。ですので気持ちが晴れやかな日に、接種することが望ましいです。予約の日が来て、不安で不安でたまらない場合は延期も考えましょう。

どうするかはゆっくりじっくり決めましょう。高1まで接種できますからね。

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