赤ちゃんも寝返りができ、支えてちょっと座れたり、色々なものを取ろうとしたりします。

赤ちゃんと遊べる時期になりつつあり、より楽しくなってきたことと思います。

 

5ヶ月になりましたら補完食(離乳食)を考える時期です。

赤ちゃんが少し座れ、色々口に入れ、食べ物に興味がありそうならはじめてみましょう。舌で押し出してしまうようでしたらまだ早いかもしれません。

 

4ヶ月のパンフレットにあるように、色々な食べ物を今からはじめることは食物アレルギーの予防になります。別紙の『アレルギーを防ぐ離乳食』を参考にしながら少しずつ与えてみましょう。

一度に初めて食べる食材は一つにしてください。初回で大丈夫なら少しずつ(2倍、4倍と)増量してみましょう。

湿疹のコントロールがうまくいっていない場合は食物アレルギーになっている可能性があり、アレルギー症状が出るかもしれないので要注意です。

 

離乳食は世界的には補完食と言われています。生まれる時に体に蓄積されていた鉄分、ミネラルなどはこの時期になると減ってしまい、母乳のみだと不足してきます。それらやエネルギーを補うための食事であるため『補完食』と言われています。離乳の過程は母乳から離れることが目的ではありません。WHOでは母乳を2歳以上まで続けることを推奨しております。

 

一番足りなくなりがちな栄養素は鉄分です。日本人は白いもの(お米、白身魚、豆腐など)を好む傾向がありますが、赤い色のついた肉、魚、卵(卵黄)を十分にとる必要があります。不足すると発達に影響する可能性があります。

 

5ヶ月時のお話でした。

補完食は考えすぎると疲れちゃいます。赤ちゃんと楽しく食事を、が第一になりますように。

 

ケン☆こどもクリニック

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☆ 5ヶ月児のおはなし ☆