おねしょは赤ちゃんのときは皆していますね。
それがだんだん成長するうちに脳ホルモンが成長し、そしておしっこをためておく袋であるぼうこうも大きくなり、おねしょをしなくなります。
おねしょは夜に寝ているときにおもらしをしてしまうことです。2歳で2人に1人、3歳で3人に1人、4歳で4人に1人、5歳で5人に1人、10歳では10〜20人に1人といわれています。
おねしょが夜尿症という病気として考えられるようになるのは、それが問題になるからです。小学校にあがってもおねしょをしていると、気になりますね。
上のデータが示すとおり、おねしょは徐々に減っていきます。つまり、待っていれば自然になおることが多いです。早寝早起きあさごはん、太陽の日を浴びて脳を健やかに育ててあげるとなおっていきやすいと思います。
でもさすがに小学校高学年になるとお泊り体験も出てくるので困ります。そこで治療がはじまります。
おねしょは主に2つの原因があります。1つは、脳ホルモンが足りないこと、もう1つはぼうこうが小さく未熟であること。
夜にできるおしっこを減らすホルモンが少ない場合はホルモンの飲み薬を用います。
ぼうこうに問題がある場合は、我慢をしてぼうこうを大きくする訓練をしたり、ぼうこうを安定させるおくすりを用いたりします。
最近はアラーム療法と言って、おねしょをしたら目を覚ますようにする器具を使うことも広まってきています。
それと大事なこと。おねしょをしてもおこさない、おこらない、そしてあせらない、どれも脳の発達に基づいた定説です。
いずれにしても毎日のことなので根気がいります。近い将来のおねしょゼロを目標に、ゆっくりとがんばりましょうね。