これまでは接種時期は3歳からが標準的でした。日本脳炎患者は3歳未満は少ない、ということが根拠
の1つでした。
 しかし、H28年2月に日本小児科学会から、ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域などでは生後6ヶ月から接種開始することが推奨される、という声明がでました。
 これは、ここ数年3歳未満での日本脳炎患者発生が観察されているためです。
 静岡県は日本有数のブタ抗体保有率の高い県です。
 そのため、当院ではなるべく生後6ヶ月から接種を行う方針としました。
 日本脳炎の多いとされている九州では行われていることです。
 6ヶ月から開始してデメリットはありません。(定期接種で行える)
 ただ、流行しているわけではありませんのであせる必要はありません。
 以上よろしくお願いいたします。

☆日本脳炎予防接種の件☆

日本小児科学会の声明URL

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