気管支喘息(きかんしぜんそく)

 気管支喘息(きかんしぜんそく)はよく聞く言葉だと思います。

 ぜいぜい、ひゅーひゅーと口から音がする呼吸困難になる病気です。

 でも、小さなお子さんは風邪でぜいぜい、ひゅーひゅーなることが多いです。ですので、小さい頃は風邪との区別が難しく、ぜんそくの診断は難しいです。

 でも、繰り返すうちに、ぜんそくだね、って言われるようになります。3回以上ぜいぜいしたことがある、これがひとつの基準に定められています。

 喘息は、気管支が発作性に細くなって呼吸困難をおこす病気です。その原因が風邪だったり、ほこりだったりするのです。

 アレルギー検査をしてよくハウスダストやダニに陽性になります。そうすると、やっぱりぜんそくなんだね、と言われます。

 何で発作性に気管支がせまくなるか。これはちょっと難しい。アレルギーのために慢性的に気管支がじゅくじゅくして、過敏になっているのです。傷口がじゅくじゅくして、さわると痛い!ってなりますよね。ぜんそくの場合はそれが、せき、になるのです。

 アレルギーのじゅくじゅくはどうするか。必要なお薬で気管支で安定させることと、肺を鍛えることです。お薬はくせになる、そう思わずに、お薬で気管支を安定させてそのうちに気管支を鍛えて強くする、こういった考え方をしています。

 ぜんそくになってもオリンピックに出られるすごい人もいます。金メダルだってとってます。ぜんそくなんかに負けないで、ぜんそくとうまくつきあいながら自分の持てる力を存分に発揮してみませんか?

病気のことへ