川崎病

 川崎?病?
 さて、ゆかりがあるのは、川崎市でしょうか、川崎さんでしょうか??

 病気の名前には、やっぱり人の名前がつくことが多いです。川崎富作先生という有名な小児科の先生が報告したことからこの名前がついています。
 日本人が発見した病気ってすごいですね!他に有名なのは、瀬川病、なんていう病気もありますよ。
 実は日本人にとても多いのです。おそらく遺伝子の種類が関係しているので人種差があります。

 どんな病気かというと、わかったようでわからないような、診断基準。
1.熱が5日以上続く
2.発疹が出る
3.目が赤くなる
4.口のなかやくちびるが赤くなる
5.首のリンパ腺がはれる
6.手足がはれる
のうち5つにあてはまると川崎病、でも他の病気でないことの確認が必要なので、お医者さんに相談してくださいね。
 はしかとか、溶連菌とか、似た病気は色々あるので、間違えないようにしないと。
 どうしてこんな症状になるかというと、いろんなところの血管に炎症がおこっているからなんです。

 問題は、心臓の血管がはれてしまうことがあること。そうならないように、色々なお医者さんがいろいろ知恵を絞って治療を組み立てています。最近、日本でひとつの統一されたやり方の研究がはじまりました。
 兄弟でなることがあったり、流行があったり、不思議な病気です。
 予防も難しい。ですので早期発見が大事です。
 川崎病っていう名前、覚えやすいので覚えていて下さいね。

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