小児の肺炎球菌感染症を予防するためのワクチンです。肺炎球菌も多数の種類があるのですが、そのうちの7種類に対するワクチンです。肺炎球菌による髄膜炎をはじめとした感染症予防に効果があるとのことです。H22年2月24日に発売です。
任意接種、不活化ワクチン、同時接種可能です。他ワクチンと同時接種を行っても効果には問題ないとメーカーの話です。
該当する7種類の肺炎球菌による髄膜炎、中耳炎、肺炎などの予防効果は高いようです。肺炎球菌による髄膜炎の頻度はインフルエンザ桿菌(ヒブワクチンで予防できる)の半分以下であり、経験的にも少ないですが後遺症の率は高いようです。個人的には、髄膜炎よりも中耳炎、副鼻腔炎、肺炎などに対する効果を期待したいです。耐性菌が多く、難治化している現状、大事なワクチンであることには異論ありません。
スケジュールの概要を簡単に示します。
1.初回が生後2〜6ヶ月 初回は1ヶ月おきに3回 追加は1歳すぎに1回 計4回
2.初回が生後7〜11ヶ月 初回は1ヵ月おきに2回 追加は1歳頃に1回 計3回
3.初回が1歳 初回は1回 追加は2ヶ月後に1回 計2回
4.初回が2〜9歳 1回のみ
スケジュールはヒブワクチンや三種混合ワクチンににていますが少し違います。BCGやポリオ、三種混合ワクチンとのスケジュール的な兼ね合いや同時接種で効果には問題ないことを考慮すると、0歳児では不活化ワクチンである三種混合と同時接種(右腕と左腕に片方ずつ)が望ましいと考えます。それ故接種は基本的に三種混合との同時接種をおすすめいたします。ヒブワクチンを接種予定の方は3本同時も可能です。
予約はお電話またはクリニックにてお願いいたします。当院では1回10000円の料金設定と致しました。
H22年10月以降、公費化の流れが出てきています。いつからかは定かではありませんが公費(無料)で接種可能になりそうです。ただ、なるべく早めに接種すべきものですので公費になるまで待つというのはあまりお勧めではありません。
H23年4月から島田市も肺炎球菌ワクチンの助成が始まります。島田市民の自己負担額は2500円です。
H23年3月にワクチン同時接種後に死亡例が数例あったため厚生労働省がヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの安全性について検討しました。その結果ワクチン接種は問題なし、他ワクチンとの同時接種はご家族の同意のもと可能との見解がでましたが、当クリニックでは当面同時接種は行わずに単独接種といたします。
その後、同時接種も問題ない、との見解から同時接種を再開しています。
H25年4月より定期接種になっております。
肺炎球菌ワクチン