☆ 学校に行きづらかったり、日々楽しく思えないこどもたちやその両親へのメッセージ ☆

身体的、精神的ストレスを抱えながら学校に行く。

誰もが多かれ少なかれあると思います。

多くのこどもは何となくのりきりますが、

ストレスがあふれて、頭痛、腹痛、だるさなどの身体症状につながるこどももいます。

気持ちの問題、と言われますが、もともとの気質(性格)によるものです。

発達傾向によるところも大きいです。

どうしたらよいかを模索します。

 

気質(性格)を変えることは困難です。

それを補えるものは、自信です。

お金持ちでも、高学歴でも、モテモテでも、ちやほやされ、自信満々になるかもしれません。

ただ、それは他人がその部分を認めている、だけで、本当の自信ではありません。

本当の自信は、自分で培っていくものです。

 

ストレスを感じやすい、ためやすい気質のこどもはストレス解消が苦手です。

ストレスから逃げることはできません。

ストレスを感じづらくする、いわゆる『鈍感力』につながるための自信が必要です。

 

自信をつけることは、ひとりでは難しいです。

自信を育てるように、誰かが支援する必要があります。

 

自信をつけることに必要なのは、何かを継続することです。

まず、自分で何かを本気で決めます。

例えば、毎日5000歩歩くとか、毎日新聞を読む、毎日嫌いな牛乳を10ml飲むとか。

簡単なことでもよいです。

それを1週間、1か月、1年と毎日続けられれば、かけがえのない自信につながります。

続けられたらポイント制でご褒美があってもよいです。

はじめはご褒美のためにやっていることも、継続していれば自信に変わります。

 

他人からどう見られても気にならない気持ちを持って行いましょう。

他人に『それしかないよね』と言われても、自分にとっては『これがある』になります。

自分で決めたことは、他人とは関係ありません。

バカにされても、自分にとっては宝物です。

『これだけでもいい』のです。

私がその価値を保障します。

 

日常的に学校に行く、習い事を続ける、ことは続けてはいますが自分で決めていないとしたら自信にはつながりません。

受験で合格しても、自分で本当に選んだ学校でなければ自信につながりません。

自分でやりたいこと、乗り越えたいこと、を設定しましょう。

 

一人でできない場合は他人を巻き込んでもよいです。

最終的に、『自分の力で達成した』気持ちを育てます。

途中でやめることは可能です。

やめるには相応しい理由が必要です。

続けていたことをやめる、決断も自己決定です。

 

自信をつける別の方法は、得意分野を作ることです。

どんなことでも構いません。

歌でも絵でも、ゲームでもこの際よいでしょう。時間は決めてくださいね。

規則正しい生活ができていて、それにプラスするものです。

規則正しい生活を営めることは、基本ですが凄いことです。

 

振り返って、ストレスで溢れているこどもは自信喪失しています。

ひとりでいて、『続けること』『得意なこと』を見つけられないことが多いです。

よく、セルフエスティームとか自己肯定感、とか言って何かに成功して褒めることを促すようにしていますが、

それは悪いことではありませんが、単純な成功は、出来なかった、ではないというだけです。

安堵感が主体です。

別の事で、できなかった、気持ちになったら元の黙阿弥です。

 

何でも失敗しないひとはいません。

失敗しても大丈夫な何か=自信が必要です。

 

具体的な自信育成作戦です。

まず第一に、『規則正しい生活』です。

朝決まった時間に起きて、家族と挨拶して、3食を食べ、夕食後だんらんをして、寝る。

学校に行ければ行く。

学校に行ければ勉強はそこそこでよいです。

学校という社会に入れていること自体、良いことです。

学校に行けているということに自信を持ちましょう。

行かされているのではなく、行くのです。

不登校でもよい、と開き直る風潮もありますが、単なる自己主張と思います。

学校に行くこと、を批判しているだけに感じます。

やはり、学校は行った方がよいです。

 

行けなければ、自分で(親と)決めた日課を過ごします。

日中は親とかかわらなくてもよいです。自分の時間も必要です。

大人になって大事なことは、挨拶、ルールを守ること、自己責任、継続することです。

大人になるための準備をイメージします。

今は社会=学校に出られない時期ですが、社会に出るための自信と、継続性を身に着けていく必要があります。

面倒くさい、大変、とは思いますが、今が大事です。

ここの支援は医師や親の仕事です。

 

フリースクール等を利用するのもよいでしょう。

同じような思いの仲間は重要です。

ただし、本当の自信を育成する必要はあります。

仲間を作って慣れ合い、は最悪です。

 

ある程度自信、継続性が身に付いたら、学校に挑戦してみましょう。

思いっきり『自信』を演技しましょう。

疲れてきたら計画的に休みましょう。

目標は、『きちんとした大人』になることです。

他人の茶々で濁されてはいけません。

 

繰り返しますが、自信、継続性です。

薬の手助けも時には必要です。

常に前を向いていきましょう。そのためには、客観的に評価できるパートナーが必要です。

感情での評価ではダメです。

何をどのくらい継続できたか?

どのくらい以前より自信を持っている場面が増えたか?

どのくらい自分の行動に責任を持てる場面が増えたか?

次の目標は何か?

ひとつのことでもよいです。

自分の芯をつくりましょう。

他人に影響されない、本当の自分のことです。

 

読みづらかったかもしれませんが、何か伝わればいいな、と思います。

あなたを信じている人が、います。

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