1月6日

昨年は新型コロナに慣れていく1年でした。今年はさらに加速すると思います。その過程で重症者がパンクする悲劇が起こらないよう望みます。小児の重症例も増えていることもあり、小児のワクチン接種が十分に行き渡ることが肝要と私は考えています。

 

最近の流行のおさらい

 

1.    新型コロナ感染症は多いです。年末年始で増えて、これから生活が規則的になって少し落ち着くのでしょうか?

2.    インフルエンザAが散発的に出ています。

3.    はなかぜが目立ちます。

4.    RSによる高熱、せきのかぜは減っています。

5.    ノロタイプの胃腸炎は少し出ています。

6.    空気のかんそうで肌荒れが多いです。

7.    アレルギー性鼻炎が少し出ています。

 

 

新型コロナの症状は2日程度の発熱、その後咳が少し出る程度が標準的です。小学生は初日2日目はだるそうにします。園児は結構元気です。夏かぜやインフルエンザ程度の症状と考えてよいです。

 

 新型コロナウイルス感染症は致死率がインフルエンザ並みとなり、通常の扱いになる日が近いかもしれません。しかししっかりとワクチンをした上での数字であることは重要です。今後も定期的なワクチン接種が必要と考えます。

 小児に関しては症状はかぜ程度であることは異論ありません。ただし、少数の重症化例があること、新型コロナは血管系を含めた後遺症がインフルエンザよりも多い(小児では分かりません)ため血管系に軽いダメージを与える可能性はありそうであること、からワクチン接種はなるべくした方がよいと考えています。

 

 インフルエンザAが所々で流行しています。今年度から治癒証明はなくなりました(治ってから来る必要はない)。その代わり、診断時に罹患証明書を渡すことになっています。

 

現在は感染対策、適宜コロナ検査をしながらの診療です。新型コロナの検査は抗原検査で行っていますが、きちんと行えばかなり精度は高いと考えています。

前に戻る