10月21日

最近の流行のおさらい

 

1.    RS、ヒトメタニューモによる高熱、せきのかぜは減っています。

2.    胃腸炎は少し出ています。

3.    疲れ、気候変化についていけない、等でじんましん、腹痛等体に不調をきたすケースがあります。

4.    花粉症は秋の雑草花粉が出ています。

5.    喘息が出やすい時期です。

6.    新型コロナ感染症は小学生以上で時々でます。

 

新型コロナは園児以下の流行は現在ありません。小学生以上は基本的に検査しておりますが、園児以下は周囲に感染者がいれば検査する程度です。

 

新型コロナの症状は2日程度の発熱、その後咳が少し出る程度が標準的です。小学生は初日2日目はだるそうにします。園児は結構元気です。夏かぜ程度の症状と考えてよいです。

 

 新型コロナワクチン6ヶ月〜5歳未満が11月からはじまる模様です。集団免疫をなるべく形成するために接種する意味はありますし、重症化防止という個人防衛の意味もあるとは思いますが、こどもにとってはアデノ、RS、インフルエンザ以下の重症度の感染症であります(あくまでも個人的見解です)。

ただ、少数ですが重症化や入院するケースも増えてきていますのでわずかな確率ですが悪化する可能性を下げるために接種することに意味はあります。5歳未満はいわゆるかぜで熱性けいれんや肺炎、脳症などになることもありますのでそこを抑えることができる、というのはとても有難いことと考えています。

ワクチンの安全性は他の予防接種と同等と考えていますし、また5歳未満はワクチン成分量が成人量の1/10と微量(インフルエンザワクチンは1/2〜同量、他のワクチンは同量が多い)ですので(それでも成人とは劣りますが一定の効果があります)副反応も軽く、せっかくワクチンがあるから接種したい、という希望があれば十分その意義はあります(これもあくまでも個人的見解です)。

個人的には、インフルエンザワクチンと同様、なるべく接種した方がよい、というスタンスです。対象年齢にわが子がいたら、接種すると思います。

 

現在は感染対策、適宜コロナ検査をしながらの診療です。新型コロナの検査は抗原検査で行っています。

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