最近の流行のおさらい

 

1.    RS、ヒトメタニューモによる高熱、せきのかぜは少し出ています。

2.    手足口病は少し出ています。

3.    胃腸炎は少な目です。0歳児に目立ちます。

4.    夏ばて、気候変化についていけない、等でじんましん、腹痛等体に不調をきたすケースがあります。

5.    花粉症は秋の雑草花粉が出はじめています。

6.    新型コロナ感染症は少数出ていますが減っている印象です。

 

新型コロナは1日数名出ています。

小児はピークを越えていますが免疫を持っていない分クラスターにはなります。新型コロナワクチンを接種すればクラスターの大きさは小さくなるとは思いますが、集団免疫を形成して新型コロナが広まらないほどとは考えづらいです。

 

新型コロナの症状は2日程度の発熱、その後咳が少し出る程度が標準的です。小学生は初日2日目はだるそうにします。園児は結構元気です。夏かぜ程度の症状と考えてよいです。

 

511歳の新型コロナワクチンについての当院の考え方は当初と一緒であり、重症化予防にはなる、発症予防効果は少しある、副反応は問題視するほどではない、定期接種ほどのお勧め度ではなく70%程度のお勧め度、接種するかどうかはご家族の判断による、といったところです。

3回目接種も認められました。12歳以降はオミクロン株も入った2種ワクチンになるのに対してこどものワクチンは古いワクチンであるため、あくまでも重症化予防を目的としています。12歳以降も基礎疾患患者さんに限られている現状、基礎疾患のある児にはしっかりとした意味がありますが、基礎疾患のない場合はMIS-C予防が目的となるでしょう。

 個人的には身内には接種するようお勧めしますが、医学的根拠が強いわけではありませんのですべてのこどもたちに接種しましょう、とは言えないと考えています。

 

現在は感染対策、適宜コロナ検査をしながらの診療です。新型コロナの検査は抗原検査で行っています。

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9月16日