9月9日

最近の流行のおさらい

 

1.    RS、ヒトメタニューモによる高熱、せきのかぜはまた増えています。

2.    手足口病はまた増えています。

3.    胃腸炎は少な目です。

4.    夏ばて、気候変化についていけない、等で体に不調をきたすケースがあります。

5.    花粉症は秋の雑草花粉が出はじめています。

6.    新型コロナ感染症は少数出ています。他の感染症にちょっとだけ混ざっているケースがあります。

 

新型コロナは1日数名の一定数出ています。

小児はピークを越えた感じがします。小学生ケースが減っていて、園では散発です。園では他の感染症が増えてきているので新型コロナが増えられない状況にもあります。

 

新型コロナの症状は2日程度の発熱、その後咳が少し出る程度が標準的です。小学生は初日2日目はだるそうにします。園児は結構元気です。夏かぜ程度の症状と考えてよいです。

 

 新型コロナ感染した場合の自宅療養期間が条件付きで10→7日になりました。条件は簡単に言うと、

きちんとした感染対策ができる

ということです。年齢が低いとなかなか難しいと思います。ですので小児科的には自宅療養期間は基本的に10日のままと考えています。

 

511歳の新型コロナワクチンが、96日から努力義務になりました。当院の考え方は当初と一緒であり、重症化予防にはなる、発症予防効果は少しある、副反応は問題視するほどではない、定期接種ほどのお勧め度ではなく70%程度のお勧め度、接種するかどうかはご家族の判断による、といったところです。

3回目接種も認められました。12歳以降はオミクロン株も入った2種ワクチンになるのに対してこどものワクチンは古いワクチンであるため、あくまでも重症化予防を目的としています。12歳以降も基礎疾患患者さんに限られている現状、基礎疾患のある児にはしっかりとした意味がありますが、基礎疾患のない場合はMIS-C予防が目的となるでしょう。

 

現在は感染対策、適宜コロナ検査をしながらの診療です。新型コロナの検査は抗原検査で行っています。

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