12月10日
最近の流行のおさらい
通常の感染症は減っています。小学生のかぜも減っています。手足口病、ヘルパンギーナは全国的には流行しているようですがやはりほとんど見ません。なぜなのでしょうか?
1.
はなかぜが中心です。せきが強くなりゼイゼイしたり、発熱が長引いたりするケースもあります。
2.
喘息児がまだまだ不安定です。
3.
胃腸炎が少し出ています。嘔吐は強くありません。
4.
小学生のかぜは減っています。せきかぜが少し残っています。
5.
熱かぜが少し出ています。
6.
肌のかんそうがきつい時期になっています。
新型コロナは静岡市、富士市で小学校クラスターが出ている程度で近隣ではみられません。現在は感染対策をしながらの診療です。
医療機関ですので感染対策は緩めず、現状は今まで通りの対策の継続です。
家族(大人)の発熱、せき、のどの痛み等が先行する場合はコロナ要注意者として扱います。内科等受診があり、その後の経過がよい場合は普通かぜ対応とします。ただ現在はほぼかぜとして対処しています。
こどもの新型コロナ感染は、家族内感染(大人から)か園や学校での感染です。周囲にいなければ大丈夫、と考えてよいです。
新型コロナの検査は基本的に行っておりません。
新型コロナ、オミクロン株の実態が徐々に見えてきています。感染力は高いですが、重症化率がだいぶ低い傾向があるようです。味覚、嗅覚障害もあまりないようで普通かぜの様相を呈しています。今後の状況を見ていく必要があります。
現状ですと小学生の新型コロナワクチンは積極的にお勧めする段階ではないかもしれません。新型コロナ感染症の後遺症の調査結果(静岡県で現在調査中)が気になります。