11月12日
最近の流行のおさらい
通常の感染症は多めです。手足口病、ヘルパンギーナは全国的には流行しているようですが、やはり近隣では見かけません。直に流行しはじめるはずです。
1.
せきの強いかぜが多いです。ゼイゼイしたり、発熱が長引いたりするケースもあります。
2.
はなかぜが多いです。
3.
喘息児が少し不安定です。
4.
夏かぜが少し出ています。1週間近くでるケースもあります。
5.
肌のかんそうがきつくなる時期になっています。
新型コロナは少な目です。現在は感染対策をしながらの診療です。
医療機関ですので感染対策は緩めず、現状は今まで通りの対策の継続です。
家族(大人)の発熱、せき、のどの痛み等が先行する場合はコロナ要注意者として扱います。内科等受診があり、その後の経過がよい場合は普通かぜ対応とします。
こどもの新型コロナ感染は、家族内感染(大人から)か園や学校での感染です。周囲にいなければ大丈夫、と考えてよいです。
新型コロナの検査は基本的に行っておりません。
海外では新型コロナワクチンを5〜11歳に接種している国もありますが、日本ではどうでしょう?学会の立場は中学生接種でもどちらでもない立場でしたから、5〜11歳には勧めることはないような気がします。個人的にも同様です。ただ、基礎疾患を持った児には接種した方がよいかな、と思います。
新型コロナワクチン3回目の接種が間もなく始まります。副反応は2回目と同様、というデータがでています。個人的には通常量0.3mlと副反応が強かった方には減量(0.1〜0.15ml)接種の選択があった方がよいと思います。ワクチンにアレルギーのある場合の分割接種は以前小児で行われていたことがあります(ただし自費接種になる)。