6月25日

最近の流行のおさらい

RSウイルスが園を変えて流行しています。手足口病、ヘルパンギーナはみられません。

 

1.    発熱、せきかぜであるRSウイルスはまた増えていますし、急性期が終わってもせき、鼻水が長く続きます。

2.    発熱の続く推定アデノウイルスかぜは少なめです。

3.    嘔吐を伴う胃腸炎が少し出ています。

4.    虫刺されが多いです。乳幼児は赤く腫れあがる傾向があります。

5.    とびひが少し出ています。

6.    便秘が多いです。

7.    疲れで体調を崩す小学生が多いです。

8.    花粉症、アレルギーが引き続き出ています。雑草花粉と思われます。

 

 

新型コロナは島田市では少し出ています。現在は変異株によるこどもクラスターに注意しながらの診療です。

 

 新型コロナワクチン12歳以上接種に関し、現状は全体に積極的に進めるのは早い、という立場をとりました。ワクチンによる心筋炎や、熟慮せず同調で接種してしまう心理的リスクを重視しています。ただし、個々の状況次第ではメリット、デメリットの比率が容易に変化しますので一概に接種はまだ早いということではなく、個別に接種するかどうかを検討することになると思います。

 心筋炎に関しては6/23にアメリカCDCが発症率はまれで、新型コロナ感染による心筋炎のリスクを考えてのメリットがデメリットを上回るとの見解を出しました。イスラエルのデータと比較するとかなり発症率は少なく、もう少し諸外国の見解を見てからでないと正しい判断はできないと考えています。

 

 静岡県内はデルタ株(インド由来)はまだでていないようですが注意が必要ですね。

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