最近の流行のおさらい

感染症が少しではじめています。

1. 鼻、目のアレルギー（花粉症）が継続して見られます。

2. はなかぜ、せきかぜが少し出ています。

3. 小学生のせきかぜが少し出ています。

4. 高熱のかぜが少し出ています。

5. 皮膚の乾燥性湿疹が増えています。

6. 幼児のおまたの荒れが多い印象です。

新型コロナは落ち着いています。

引き続き変異株によるこどもクラスターに注意しながらの診療です。とはいっても感染を疑うきっかけは、こどもの場合は周囲の状況のみです。

　新型コロナワクチン接種は県内の医療従事者が４月後半、高齢者が５月頃からはじまりそうです。ワクチンが届くか、がポイントで、体制は徐々に準備が進んでいます。

医療従事者の優先接種で副反応があがってきています。今のところアナフィラキシーは３７／１８万接種ととても多いですが、新しいワクチンですのでしっかり報告されているため多いと思われます。この中にはアナフィラキシーでなく接種後の一時的な反応も含まれていると思います。ただ、経過観察中の体調不良、という意味では警戒が必要です。

報告のほとんどが女性であることは、ワクチン成分のPEG（ポリエチレングリコール）が化粧品等に多く使用されており、経皮感さを受けたものと推測されています。また過去に強いアレルギー反応を起こした場合も今回のワクチンで副反応が起こりやすいようです。

軽い副反応としては発熱は1％未満と意外と少なく、だるさも２割弱で２日後にはほぼ軽快することが多いようです。　

リスクのある場合は十分気を付けていく必要がありますが、不安による反応も十分考慮されますのでワクチンを理解したうえで自分で決めて接種を受ける、という気持ちは大事です。

静岡県の3/12現在は『警戒レベル4（県内警戒、県外警戒）』です。

http://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/covid-19-keikailevel.html

現状は今まで通り個人レベルでの警戒を継続するのみです。