11月6日
最近の流行のおさらい
はなかぜが中心の診療ですが少し減っています。
1.
はなかぜが小児全般に流行していますが少し減ってきました。ただし延々と長引きます。
2.
せき、ぜいぜいのかぜは出ていますが減っています。発熱を伴ったり、喘息様になったりするケースを散見します。喘息児も少し調子が悪い気候になっています。
3.
アレルギー性鼻炎も減っている印象です。
4.
溶連菌感染症が少し出ています。
5.
高熱の夏かぜは減っています。
6.
皮膚の乾燥性湿疹が増えています。
新型コロナウイルス感染症は県内で少し増えています。志太榛原地区は10万人当たりの感染者が県内で一番少ない地区です。
新型コロナウイルス感染症はこどもにとって『かぜ』と同等と言われています。ですので新型コロナと診断するためには、かぜ症状の場合は全員PCRをしなければなりません。全員PCRは不毛であると考えます。
こどもが発症するためには、
1.
家族から
2.
通園、通学施設等から
3.
公共の場から
ですが、1と2が中心です。ですので、家族(大人)に体調が悪い方がいる場合と、通園(学)施設で大人が体調が悪い場合、に疑うことになります。
つまり、ふつうのかぜ症状のこどもにPCRは必要ない、という結論に達します。
これでゼロリスクになる訳ではありませんが、このスタンスで行きます。
静岡県の11/6現在は『警戒レベル3(県内注意、県外警戒)』です。
http://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/covid-19-keikailevel.html
現状は今まで通り個人レベルでの警戒を継続するのみです。