9月4日
1.
高熱の夏かぜが比較的多いです。解熱後に発疹が出るケースが時々あります。
2.
あせも、湿疹、虫刺され、とびひ、じんましん、水いぼなど皮膚トラブルは減ってきています。
3.
はなかぜ、咳かぜで喘息が出るケースも減っています。
4.
便秘の児が多いです。
5.
夏の花粉症が少し出ています。
6.
学校が始まりちょっと疲れている児が多いです。
流行地域の医療現場でこども→医療従事者に感染するケースを聞くようになりました。きちんとした感染防御を行っても感染するケースがあるようです。流行期に乳幼児が感染して受診した場合はどうにもならないかもしれません。
クリニック内での感染→診療ストップとなると他クリニックへの患者集中から雪崩式に感染クリニックが広まっていく可能性があります。また受診控えが顕著になり、予防接種、健診が滞る可能性もあります。これはどうしても避けなければなりません。
当然のことながらこの冬に向けていかに新型コロナを広めないか、が必要になります。インフルエンザ検査をしてクリニックが新型コロナの感染リスクを負うことはトータルではマイナスと考えています。新型コロナリスクがなく発熱がある場合は周囲の状況、児の状況により検査なしでインフルエンザとしてタミフル等の投薬をするあるいは投薬なしで経過観察。新型コロナリスクがある場合はPCRに回ってもらう→陰性ならインフルエンザとして加療、くらいでしょうか。
結局診療内容は現在の夏かぜ診療と同じになりそうです。
新型コロナが『かぜ』になるまであと1年の辛抱と思っております。
静岡県の9/4現在は『警戒レベル4(県内警戒、県外警戒)』です。
http://www.pref.shizuoka.jp/kinkyu/covid-19-keikailevel.html
現状は今まで通り個人レベルでの警戒を継続するのみです。