最近の流行のおさらい

 

感染症はほとんどない状態です。

 

1.    喘息児、副鼻腔炎児がすこし不安定です。せきが長引く原因と思われます。

2.    花粉症はまだ少し出ています。

3.    ストレスを感じる児が少し多いです。ご両親の自粛ストレスが伝わっている可能性があります。大人の自粛ストレスは物凄いものがあると思います。受診の際は是非発散していってください。

 

静岡県では新型コロナウイルス感染症新規患者さんが1週間ゼロであることも含め、全国的にピークは過ぎた感じです。季節的な要素も大きいのかと思います。今の厳格な自粛でなく、マナー的な行動制限をとることで今後散発的な発生にとどまるのかもしれません。

 日本医師会は医療崩壊をきたさないように依然としてピリピリしているように思います。新型コロナが指定感染症でありつづける限りは1名の患者発生で多大な医療資源を要することは明白です。引き続き新型コロナ感染者数が増えない状況を維持していくよう模索していくことになると思います。

 それとともに来るべき冬の大きな波に対応すべく社会変革を急ぐ必要があります。新型コロナ前の体制にしがみつくことは社会を壊すことにつながります。必要な変革であればやる、というトップの強い意志が必要です。身近なところでは小学校のオンライン授業はどこまで浸透させる気があるのか、興味深いです。

 当院は現在診療体制を午前、午後で区切る試みを行っています。新型コロナ時の暫定的なものと考えておりましたが、ずっとこのままでいこうかな、という思いが強まってきました。感染症は診断さえつけば受診する機会は少なくてよいです。自宅ケアは慣れていけば十分可能です。法定伝染病でないものの治癒証明もまじめな日本人なら自己判断でよいと思います。今のところ乳幼児の医療・育児支援、発達心理面を中心とした継続的な医療、慢性疾患の管理を充実させていきたいな、と考えています。

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5月9日