12月28日
最近の流行のおさらい
1.
インフルエンザAはこどもではほぼ流行なしで年越しになりそうです。年末年始で流行地で感染し、年明けに徐々に流行する例年のパターンになりそうです。
2.
溶連菌感染症は減っています。
3.
胃腸炎は園児、小学生に散発です。家族内流行があるのを加味すると、ノロウイルスなのだと思います。
4.
アデノウイルス様の発熱持続、鼻が詰まる、下痢をする、目やにが出るケースは局所的にでています。
5.
手足口病がわずかに見られます。
6.
りんご病が少し見られます。
7.
喘鳴を伴う気管支炎は少し出ています。
8.
皮膚の乾燥が目立ちます。
9.
耳下腺がはれてくる児は時々いますが、おたふくはいません。
今年は虫垂炎(盲腸)、腸重積はみなかったと思います。川崎病やアレルギー性紫斑病も減っています。色々な感染症が減少傾向で流行の時期も変化しています。その代わりに発達障害、心身症気味の児が目立ちました。小児科医の役割も変わっていきます。
令和2年度もよろしくお願い致します。