9月30日
開業して一番感染症診断が難しいです。患者数は多くありませんが、春夏秋冬に本来流行する種々の感染症が小流行していて、しかも似ている。こういう時こそしっかりとした診断の眼が必要です。
最近の流行のおさらい
1. 発熱3日くらいのみ、あるいは少しせき、鼻水、下痢になる夏風邪が少しでています。結膜炎になるケースも時々あります。ヘルパンギーナも部分的に出ています。
2. ぜいぜいしたり、せきが多く熱が3-4日続くかぜが増えてきています。RSウイルス(本来冬流行)が多いようですが、類似のヒトメタニューモ(本来春流行)も出ています。
3. 喘息は大気の状態が不安定で少しでています。
4. 胃腸炎は少し出ています。夏風邪との区別が難しいケースがあります。
5. マイコプラズマ感染症が多めです。そして薬の効果が圧倒的に悪いです。かなり危険な流行です。
6. インフルエンザが部分的に発生しています。
7. 発熱、せきの秋のかぜが少しでています。
8. じんましんがでるケースが時々あります。
9. 夏休み明けでストレスを感じる児が多いです。
10. 水ぼうそう、おたふくは全くみません。