11月2日
四種混合ワクチンが足りないことに関する続報です。
全国的にやはり足りないようです。どの程度足りないのかは把握できませんが、つつがなく接種できる感じではないようです。これは、新型インフルエンザワクチン騒動の時と似ています。メーカーの予定では、ひとつきに必要な人数分を供給するはずでした。つまり、ぎりぎり足りる状態です。それが、
三種混合+不活化ポリオ対象の児(7月生まれ以前)が待つことを想定しなかった
四種混合ワクチン自体の出荷本数が予定より少ない(?)(ようなニュアンスあり)
ことから足りなくなっているようです。
今のところ、当院で現在四種混合を予約してくれている患者さん(数の関係上ヒブ、プレベナーと同時接種のみに限っています)にはぎりぎり足りる予定です。しかし、今後供給が滞りなくいくのか、さらに少ない見込みになってしまうのかわかりませんので安心はできていません。
四種混合をお医者さんに予約しても四種混合ワクチンがない場合、ワクチン入荷を待つのか、三種混合+不活化ポリオで対応していくのかは迷いますね。感染対策としては三種混合+不活化ポリオにしていくのが妥当ですが、こどもの負担を考えると待ちです。ただ、当院で今後四種混合ワクチンが準備できない事態に陥った場合、三種混合+不活化ポリオを同時に行うことをお勧めしていきます。
最近の流行のおさらい
1. はなかぜが圧倒的に多いです。その影響で、生後数ヶ月の赤ちゃんがかぜをひくケースが増えています。
2. 喘息や喘息っぽいかぜ、夜中に咳の多いかぜが相変わらず多いです。マイコプラズマはまだ少しあります。RSウイルス様に高熱が続くケースは減ってきました。
3. クループになるケースはまた少し多くなっています。犬やオットセイの鳴き声のような変な咳、と表現されるようなせきになります。加湿、安静が第一です。
4. 胃腸炎は少し多くなってきた印象です。
5. なつかぜは少なめですがまだあります。
6. おたふく、水痘は少なめです。溶連菌は少なめです。
7. 発熱後発疹のでるかぜが少しあります。
皮膚の乾燥が増えています。