3月12日 地震

 日本がたいへんなことになっています。被害にあわれた地域のかたがたの無事、そしていち早い復旧を願うばかりです。来たるべき東海地震がまた近づいたのかもしれません。十分な防災対策を今のうちに見直しましょう。

 昨日は診療中、すこしゆらゆらと横揺れ、めまいかな、と思った程度でした。どこかの地方の大揺れを危惧して空き時間に情報収集、すると東北地方で震度7とのこと。その後の診療はつつがなく終わり、インターネットにてひどいことになっていることを知りました。たいへんなことになった。。。

 

 3月8日の専門家会議にてヒブ、肺炎球菌ワクチンの接種中止が継続になっています。2週間後を目処に再度検討するとのことでした。今回は情報開示がすばやく、どういった検討がされているのかがよくわかるのでありがたいです。様々な情報からみると、どうやら近日中には再開しそうな雰囲気が漂っています。ただ、同時接種や基礎疾患に対する条件がつくかもしれない、と。世界的にヒブ、プレベナーの安全性が高いといっても日本人では違うかもしれません。そのあたりをどう解釈し、運用していくか、難しい決断と思いますが、何より早めの決断をお願いしたいところです。現在ヒブ、プレベナーを予約している方々にはご迷惑をおかけしてすみません。もし再開するのなら接種する意思の確認を含め、個々に対応していくことになります。宜しくお願いします。

 

最近の流行のおさらい

1.      普通のかぜや熱が1日だけでるはなかぜが今の主体です。

2.      花粉症症状を示す患者さんは多いです。まだまだつらい日々が続きそうです。目の症状がきつい児が多く(もともとこどもの花粉症は目が主体)、目の周りを真っ赤にしているのが花粉症のサインと思います。抗アレルギー剤の点眼でよくならない場合はステロイドが必要です。点眼ステロイド剤は副作用の可能性があり、基本的に眼科に受診してもらうようにしております。

3.      嘔吐、下痢を主体とする嘔吐下痢症はまだまだコンスタントにいます。

4.      熱、せき、ぜいぜいなどのかぜは相変わらず多めです。熱が4-5日続く場合もときどきあります。日中に下がっていても夜に発熱するケースも多く、しっかり夜にも解熱してから普通の日常生活に戻る必要があります。

5.      インフルエンザが患者さんはだいぶ少なくなっていますが、やはり局所的に患者さんがいる感じです。B型が主体です。

6.      伝染性紅斑(りんご病)はときどみられます。

7.      水痘はまた増加しています。溶連菌感染症は少数、おたふくかぜはほとんどいません。扁桃炎や結膜炎を軽く起こす患者さん(おそらくアデノウイルス)は横ばいです。

8.      皮膚のかさかさ、湿疹はちょっと減ってきた感じです。

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