3月5日 予防接種のこと

 今朝ホームページ更新を行おうとクリニックパソコンをつけたところ、ビックリニュースが飛び込んできました。肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン接種後死亡者4名のため接種中止、とのことでした。折りしも4月から公的助成が出るためその内容などをアップしようと思っていたところでした。日本がワクチン後進国から這い上がるのに重要なステップだったのですが、それに大きな水を差しそうな出来事です。あまりにも立て続けであるため接種中止の決断はやむをえないところです。当クリニックが本日朝からばたばたしながら行った対応は以下の通りです。

・2月21日以降(接種後2週間以内)にヒブワクチンか肺炎球菌ワクチンを接種した患者さんに電話をし、健康状態の確認をした。数名は連絡がとれなかった。接種後発熱した児に関しては来院してもらい健康状態の確認を行った。

・今後の接種について、来週に専門家を集めた検討会を緊急に行う予定とのこと、その動向を待つことにした。ひとまず3月7日〜11日までの予定者には中止の電話連絡を行った。3月14日以降の予定者に関しては、来週の動向を見て中止の方向なら電話連絡を行う予定。

 大きな出来事なのでしばらく中止になりそうな予感がします。ひとまずは厚生労働省の指示に従っていくことにします。

 

 一応、島田市の助成のことをのせます。

 肺炎球菌ワクチン 自己負担 2500円

 ヒブワクチン   自己負担 2000円

 予診票は保健センターから個別に1部通知される(送られる?)

 

○BCGの件

 4月は4月19日()14時より10名の予定。対象児は島田市在住で、4月19日(火)の時点で3ヶ月〜5ヶ月児(6ヶ月に達している場合は行わない、または自費接種、6000円)。予約はすべてクリニック電話にて受ける(WEB、電話自動予約は行わない)。予約は4月1日(金)より行う。10名に達した時点で終了とする。

 

最近の流行のおさらい

1.      普通のかぜや熱が1日だけでるはなかぜが今の主体です。

2.      花粉症症状を示す患者さんは多いです。まだまだつらい日々が続きそうです。

3.      嘔吐、下痢を主体とする嘔吐下痢症はまだまだいます。

4.      熱、せき、ぜいぜいなどのかぜは相変わらず多めです。熱が4-5日続く場合もときどきあります。

5.      インフルエンザが患者さんはだいぶ少なくなっていますが、やはり局所的に患者さんがいる感じです。

6.      伝染性紅斑(りんご病)はときどみられます。

7.      水痘はまた増加しています。溶連菌感染症、おたふくかぜはほとんどいません、扁桃炎や結膜炎を軽く起こす患者さん(おそらくアデノウイルス)は横ばいです。花粉症との区別がつきづらいのが難点です。

8. 皮膚のかさかさ、湿疹はちょっと減ってきた感じです。

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