1月22日 ほどほど
診察室に加湿器を設置しました。小さめのものですが、『冬で乾燥するので夜には加湿をしてのど、せきの対策をしましょう』と普段言っていますので遅まきながらの実践です。湿度が50%まで上がるのはなかなかたいへんで空気の乾燥を実感します。徐々に空気が湿気を帯びるとなんとなく温かみが増したかんじがしてよいのですが、そのうちに蒸し暑く感じるようになります。夏の蒸し蒸しと同じで、扉をあけるとすっとします。ということで湿度は『おすすめ』の湿度より低く設定しはじめました。何事もほどほどがよいのだな、とこんなところでも実感するのでした。
ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンなどのワクチンの補助の実施が急速に進んでいます。焼津市、吉田町では2月からほぼ全額補助になるようです。各地域とも競争のように動いていて政治的な意図を感じないこともないですが、よいことなので後押ししたいです。島田市はどうなるかというという情報はまだ来ていませんが、今のところ接種するマンパワーがとても少ないので混乱しそう。ワクチン需要<マンパワーの供給になるのは目に見えていますが、せっかくのよい取り組みなのでどうしたらうまくいくかを市全体を含めて当クリニックでも考えていかないといけませんね。
最近の流行のおさらい
全体的にあまり多くありません。小康状態といったところでしょうか。
1. インフルエンザが患者さんは受診しますがまだ小流行です。型はA型です。普通のかぜも多いです。
2. 熱、せき、ぜいぜいなどのかぜはまだありますが、少し減ってきている印象です。
3. 嘔吐、下痢を主体とする嘔吐下痢症は小流行です。ロタウイルスが検出されるようになってきました。
4. 扁桃炎や結膜炎を軽く起こす患者さんはほとんどいなくなりました。
5. 水痘、溶連菌感染症とも少なくなっている印象です。
6. 皮膚のかさかさ、湿疹が増えてきています。