1月8日 はじまり
この1週間は昨年と同様静かな出だしです。学校、園などがまだ始まっていない頃からのスタートですので流行性の病気は減ってきています。しかしとっても寒くなった今、また流行が始まります。まだRSウイルスが威張っていますので少し後にはなると思いますが、その主体はもちろんインフルエンザと思います。当クリニックでも初日に1名、その2日後に1名と徐々に出始めています。川根の保育園ではやっているというお話も耳にしました。1月後半から2月前半が正念場ですね。のどの乾燥には十分気をつけ、手洗いうがいをしっかり実践しましょう。
最近の流行のおさらい
1. 3−4日持続する熱、せき、ぜいぜいといった症状の見られるかぜはまだまだ流行中です。それ以外にも熱がなくてぜいぜい、せきが長引くタイプ、微熱タイプなどあり、RSウイルス、マイコプラズマなどいくつかの原因が混ざっていると考えられます。
2. 嘔吐、下痢を主体とするノロウイルスと思われる嘔吐下痢症はだいぶ減ってきました。
3. 扁桃炎や結膜炎を軽く起こす患者さんが少しみられます。アデノウイルスと考えられ熱は3〜5日でます。
4. 水痘は流行しています。
5. 溶連菌感染症も小流行と思われます。熱、発疹、咽頭痛などの症状がでます。
6. 皮膚のかさかさ、湿疹が増えてきています。
7. 目や鼻のアレルギー症状を示す患者さんがすこしいます。まだ花粉の時期には早いのでハウスダスト、ダニ等の影響と考えられます。
8. 短めの高熱、せき、関節痛などの症状のでるインフルエンザでないかぜが少しはやっています。インフルエンザは遠出した方にA型が2名検出されました。