年末に近づくといろいろなカレンダーを戴く機会が増えます。予定が書き込めるような空白の多いもの、キャラクターもの、風景ものなどさまざま。自分の部屋にかけるのは断然予定が書き込めるものですがクリニックにはどういったものをかけるか考え中です。今年はトムとジェリーをかけていました。数多くの患者さん(意外と2−3歳の子が多い)が指差して喜んでおり、DVDの力を目の当たりにしました。来年度は今探しているところで、ぐずぐずしているとなくなってしまうかもしれないと思いつつもいまだに探しています。やっぱり、一番人気のあれがいいかな。

 カレンダーといえば思い出すのが、自閉症患者さんの特殊能力。自閉症患者さんは記憶力にとても優れているなどずばぬけた才能を発揮することがあり、そのような場合はとくに、サヴァン症候群、と呼ばれます。カレンダーに関して、過去でも未来でも、何年何月何日は何曜日?と聞くと目を閉じて記憶を探り、数秒で何曜日、と答えます。ご愛嬌でたまにはずれることもありますがほとんどはあたっています。これまでに未来のカレンダーを見たわけではないと思いますので、暦の規則性から自分で未来のカレンダーを作りだしているのだと思います。あるいは瞬時に計算しているのかもしれません。いずれにしてもすばらしいことで、何かうまくその能力を発揮できるような仕事があればなあ、と思っていました。

 

最近の流行のおさらい

1.      嘔吐→熱→下痢の嘔吐下痢症が流行しています。ノロウイルスと思われます。ウイルスの性質上集団発生はやむを得ず、手洗い、うがい、便、嘔吐物の処理に気をつけるしかありません。元来あまり病気をしない小学生もかかることが多いです。

2.      ぜいぜいするかぜや喘息発作はまだまだあります。

3.      鼻水、鼻づまりの鼻かぜはだいぶ減ってきました。

4.      扁桃炎や結膜炎を軽く起こす患者さんがまだ少しみられます。

5.      溶連菌もたまにみられます。

6.      おたふく0名、水痘0名でした。インフルエンザもみられませんでした。

7.      皮膚の乾燥がとても多いです。

 

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12月11日 こよみ