8月7日 夏

 第2駐車場の周囲に雑草が生い茂ってしまったので皆で草刈りをしました。6月に借り始めてから2ヶ月で50cmはあろう雑草が生えそろい、さながら小さな川岸のようでした。幸い根はそれほど強く張っていなかったので抜きやすかったのですが、従業員さんとともに行った作業は「夏」。こどもの頃に夏に広場で野球をしていたことが思い出されます。帽子はかぶっていたとは思いますが、乾燥した地面に照りつける太陽、熱気に立ち向かっていることを楽しんでいた感じでした。今はというと、汗をかくと避難する自分。もっと汗をかかねば。

 子宮頸がんワクチンの公費助成が盛んになっており、来年度から国で公費助成(無料で受けられる)ということになるようです。問題は2つ。小児科医はみなそう思うと思いますが、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、水痘ワクチン、おたふくワクチンなどの方が先では?と。今回の助成は、女性議員が声高に言っていて内容はよいことなので通った形です。こども議員がいればきっとこどものワクチンの助成が通ったのだと思います。

 もうひとつの問題はどこで接種するか?今でも子宮頸がんワクチンを行っている医療機関はとても少ないです。公費助成になればどこかでやらなければならず、今の医療で手一杯の開業医にとっては大きな負担と思います。当クリニックは現在行っておりませんし行う予定もありません。集団接種になれば協力はできますが、乳幼児のワクチンでさえあふれている現状子宮頸がんワクチンにまで手はでません。

 

最近の流行のおさらい

1.      熱、頭痛、腹痛、せきなどの症状がでる軽めの夏かぜは減ってきましたが今の感染症の中心です。夏かぜとして多かった熱が1〜数日で終わるパターンは崩れ、熱+嘔吐、熱のあと咳や鼻水、熱が長引くなど色々な種類が混ざってきていますがトータルでは減っています。

2.      喘息発作が時々みられます。天候が不安定なことも要因のひとつです。

3.      あせも、とびひ、虫刺されは多いです。ひどくならないよう、皮膚が弱い方は特に汗、気温対策に気をつけましょう。

4.      扁桃炎は少ないですが、プール熱に近い感染症は時々みられます。

5.      ヘルパンギーナはほとんどみられなくなりました。

6.      手足口病は少なめです。

7.      みずぼうそう、おたふくは少し流行しています。

8.      胃腸炎は時々みられます。

 

いずれにしても流行というほどのものはありません。

 

 

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