7月17日 インフルエンザワクチン

今年のインフルエンザワクチンが新型インフルエンザを含むものに正式になったとの連絡がありました。昨年のように新型と季節性の2種類打たなくてもよくなったのはとてもありがたいことですね。実は紆余曲折あり、昨シーズンの新型インフルエンザワクチンが大量にあまっているのでそれを使うために季節性のみのものもつくる、といった動きもあったようです。でももう大丈夫です。

 今は新型インフルエンザの流行はありませんが、今年もインフルエンザの主流となると思います。昨年度の経験から言えば季節性と大差ないか比較的軽症、でも急速な呼吸困難例がある注意点がある、という感じであり従来の季節性と区別する必要はなさそうなので、『A型インフルエンザ』と言われるようになるのかもしれません。

 医療機関では例年は6〜7月頃にインフルエンザワクチンの受注を始めるとのことでした。今年は新型インフルエンザをワクチンに入れるかどうかの判断が長引いたため、今が考え始める時期になりました。ということで大まかに考えました。

1.      インフルエンザの流行が昨年と同じで早いとして、年内にすべて行う。

2.      平日の予防接種枠は日本脳炎、三種混合などで一杯なため使用しない。昨年同様土曜日のPM2時間を枠に当てる。1日40名。

3.      2回接種が基本であることと週数を加味して合計で6クール、240名。

このような計画を立てました。予約開始は9月頃になると思います。

 

最近の流行のおさらい

1.      熱、頭痛、腹痛、せきの症状がでる軽めの夏かぜが多いです。熱のみのことも多いです。

2.      手足口病が依然として大流行しています。でも症状は軽いです。今まではほとんど熱がないタイプでしたが、熱が1日でたり、発疹が派手だったり、顔に少し出たりいろいろなパターンがみられるようになりました。

3.      あせも、とびひ、虫刺されは多いです。

4.      喘息発作はとても少ないです。

5.      みずぼうそう、おたふくは流行がやんできています。

6.      胃腸炎は時々みられます。なぜか0歳の赤ちゃんに多いです。

7.      溶連菌感染症は少なめです。

8.      扁桃炎、プール熱、ヘルパンギーナは少なめです。

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