暑い日と寒い日が混じります。三寒四温、という四字熟語を小学生の頃に覚え、韓国などでは春に寒かったり暑かったりを繰り返す、と言われましたが、その通りの気候を感じています。

 年度末になり、年長児のMRワクチン接種の期限が迫ってきています。大きくなってからの麻疹の感染を防ぐために大事なワクチンです。まだの方は早めに接種してください。ただ、申し訳ありませんが当院では年内はワクチン接種は予約でいっぱいになっています。
 この時期を逃してしまった場合、問題は2点。ワクチンを接種するとして、ひとつは接種費用が自費になってしまいます。それともうひとつ、ワクチンの副作用が万が一起こった場合、補償の厚さが違ってきます。定期接種(国が予防接種で定めている)のほうが手厚くなっています。自費接種の場合は国ではない別の団体が補償を行います。具体的にどの程度の上限の差があるかは知りませんが、自費接種の場合は手続きも煩雑になってくるようです。

 上記のように予防接種枠が大変込みあっているため、プレベナー(肺炎球菌ワクチン)接種開始準備が遅れています。開始は5月頃になるかもしれません。申し訳ありませんがまだ未定です。

最近の流行のおさらい。

1.     RSウイルスを代表とするぜいぜいのかぜがとても多いです。加えて天候不順で喘息の季節でもあり、ひどい喘息発作を起こす場合も多くなっています。患者さんの半数程度がこの「熱と咳が続くかぜ」の印象です。

2.      嘔吐下痢症はだいぶ減りました。たまに見かける程度です。

3.     溶連菌もほとんどみられなくなりました。

4.     水痘は相変わらず多いです。

 5.新型、季節性ともインフルエンザはみられませんでした。季節性(A香港型)が熊本県で少し検出されているようです。ご注意ください。

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3月6日