2月27日
あっという間の2月でした。冬真っ盛りで患者さんも多い月でした。東京地区では雪が多く降り、子供の頃を思い出しました。積もった雪で泥まみれの雪だるまを作り、並べる。凍った道を転ばぬよう通学班で小学校まで歩く。雪がやんだあとはなんだか暖かくて、お風呂のよう。湯気のたった小川の鴨は何か楽しげでした。静岡地区ではほとんど雪が降りません。大人になると雪が少ないのは嬉しいですが、こどもにとってはたまさかの雪は巣晴らしい遊び場です。
今年は新型インフルエンザの影響で例年とは流行地図が異なるようですが、新型インフルエンザ対策で必至に頑張った手洗い、うがいの励行で他の感染症も抑えることができます。そして、予防接種ですね。
最近の流行のおさらい。
1.RSウイルスを代表とするぜいぜいするかぜが続いています。熱が4−5日あがったり下がったりするタイプもあり水分補給には要注意です。ぜいぜいしない、咳やたんのみのタイプが多くなってきた印象です。
2. 嘔吐下痢症はまだありますが徐々に減ってきている印象です。嘔吐下痢のあとにぜいぜいするタイプはみられなくなりました。
3.溶連菌は少数のみ、マイコプラズマ様、アデノウイルス様はほとんどみかけません。
4.水痘(みずぼうそう)はかなり流行しています。空気感染ですのでご注意を。
5. 新型インフルエンザは局所的に散発しています。ワクチンを接種していない方はご注意ください。季節性は全国的にはB型がごくわずかみられているようですが島田地区ではあまりないようです。A型は全く報告されていません。
6.季節の境目であるため、喘息発作が散発しております。規則正しい生活、おくすりの使用を怠らないようにがんばりましょう。
7.花粉症は増えてきています。花粉を避ける対策が必要ですね。