10月30日 動き

 インフルエンザの流行はまだやってきていません。ここ1ヶ月くらい全国のところどころでインフルエンザの発生はありますがまだ全国的な流行ではありません。今のところはA香港型と新型が半々のようですが、同時に2つ流行するとは考えづらいので順番にくるのかもしれません。そうすると今年も流行期間は長いのかも。A型を2回やった、というかたも多くなるかもしれません。静岡県では1ヶ月ほど前に浜松で学級閉鎖などという話もありましたがそのまま流行にはいたらず。この周辺では最近小学生や大人に単発で出ただけ。しかし寒くなり乾燥してきたこれからは要注意です。ちなみで当院でもときどきインフルエンザ検査を行いますが今シーズンはまだ検出しておりません。

 子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンの助成の案が閣議で決定され国会に提出されることになったようです。何と今年度内に無料接種化をするとのこと、先日皆様から戴いた署名の効果が早々にでたのかは解りませんがとてもよいことです。ただその財源は国と市町村で半々の予定となっており、3種のワクチンの助成が始まったばかり(藤枝市、川根本町など)のところやまだ始まっていない(島田市など)ところでは寝耳に水の話と思います。ばたばたと話が進むのはよいですが、あまり現場に混乱がないように国のみ主導でやって欲しかったところです。島田市内については(小児科が少ないので)ヒブ、肺炎球菌ワクチン接種に協力してくれる医療機関を探すところからと思います。BCGやポリオの個別化の問題も接種スケジュール的(2ヶ月からはじめるのがよいとされている)に間近にからんできます。みなさんが積極的に接種することになると思いますので、一気に殺到する恐れがあります。今のところ島田市の動きは耳にしていませんし、情報もこれだけです。それとまだ決まったことではありません。ですので当院や保健センターへの問い合わせはご遠慮願います。

 

最近の流行のおさらい

1.      鼻水、鼻づまりの鼻かぜや、せきが続くかぜが赤ちゃんにも幼児にも増えています。

2.      ぜいぜいするかぜは減ってきたようにみえますが、気候が寒くなりぜいぜいしないだけのような印象があります。つまり、夜間のせきの多いかぜはまだはやっていそうです。喘息発作は少し減った印象です。

3.      +せきのかぜもみられます。熱が長引くかぜも増えている感じがします。これはRSウイルスかもしれません。

4.      +下痢、嘔吐のかぜが少しあります。

5.      赤ちゃんの胃腸炎は少し減りました。

6.      おたふくはほとんどいません。水痘は少数です。

7.      皮膚のかさかさが多くなりました。暖かくしすぎのあせももたまにありますので温度管理(汗のかき具合など)にはご注意を。

8.      体へのストレスによるじんましんはほとんど見なくなりました。

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